JOURNAL

山で再会し、
同じ稜線を歩く。

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CAYLとThe Lowest Mountain Hiking Club(LMHC)のメンバーと過ごした、北アルプスの二日間。

2026.08.31 – 09.01
三股登山口 – 前常念岳 – 常念小屋 – 常念岳 – 蝶槍 – 蝶ヶ岳 – 三股登山口

これまで店や展示会で顔を合わせてきたCAYLのメンバーと、今度は北アルプスの山で再会した。

韓国から来たLMHCのメンバーのほとんどとは、この日が初対面だった。店でも展示会でもなく、同じ山を歩く。今回の目的は、その時間をともにすることだった。

三股登山口から前常念岳へ向かう樹林帯の景色

三股から前常念へ

8月31日、Nicetimeの2人で三股登山口を出発した。

今回歩くのは、三股から前常念岳を経由して常念小屋に泊まり、翌日に常念岳、蝶槍、蝶ヶ岳を通って三股へ戻るサーキットルート。

初日は常念小屋で、韓国から来たメンバーと合流する予定だった。

樹林帯を抜け、前常念岳へ向かって標高を上げていく。前常念までの道は岩場が多く、想像していた以上に大変だった。

  • 前常念岳へ向かう樹林帯を歩く様子
  • 登山で使用したarata ATP-4 FL

    arata「ATP-4 FL」。岩場の多い前常念への登りと、長い下りの両方で頼りになった。

樹林帯を抜けると、一気に視界が開けた。足元には岩が続き、雲が稜線のすぐ近くを流れていく。

その開けた場所で、20〜30メートルほど先に熊の姿が見えた。こちらに関心を示す様子はなかったため、距離を保ちながら静かにその場を離れ、登りを続けた。

  • 雲に囲まれた前常念岳の岩稜を登る様子
  • 前常念岳の岩場を登る様子
owl classic Isaac NMG edition越しに見た北アルプス

owl classic「Isaac NMG edition」。強い日差しから樹林帯まで、軽く、クリアな視界が続いた。

常念小屋で合流

常念小屋で合流したのは、韓国のLMHCの13人。そのうち4人がCAYLのスタッフだった。

彼らは徳沢から槍ヶ岳、大天井岳、常念岳、蝶槍を経て徳沢へ戻る、3泊4日のルートを歩いていた。私たちが一緒に歩くのは、そのうち常念岳から蝶槍までの区間になる。

常念小屋でLMHCのメンバーと過ごす様子

小屋では、歩いてきたルートや山のことを話しながら過ごした。

北アルプスの縦走は、韓国でも人気があるという。日本の漫画『岳』も韓国で読まれていて、彼らにとっては作品の中で見てきた景色を実際に歩く山行でもあった。韓国版のタイトルは『산(サン)』。

常念小屋でCAYLディレクターのLeeさんと過ごす様子

この山行では、CAYLのディレクターであるLeeさんと、日本と韓国、それぞれの市場のことや、これからのコラボレーションについて話すことができた。

まだ詳しくは書けないけれど、楽しみな話がいくつか続きそうだ。

常念岳から蝶槍へ

翌朝、空が明るくなり始める時間に常念小屋を出発した。

  • 常念岳へ向かう朝に見た日の出と雲海
  • 朝日を撮影するLMHCのメンバー

朝日が昇り、雲海の上に光が広がっていく。その景色を眺めながら、全員で常念岳を目指した。

常念岳へ向かう途中で見た朝日と雲海

二日間とも登山中は天候に恵まれた。常念岳へ登る途中では、雲の間に虹も現れた。

常念岳への登山中に現れた虹

今回、特に印象に残ったのは、メンバーがただ同じ方向へ歩くだけではなく、互いの様子を見ながら助け合って進んでいたことだった。

歩くペースを合わせ、声をかけ、必要なときには自然に誰かが支える。そんなハイキングのあり方がいいなと思った。

  • 北アルプスの稜線を歩く韓国クルー
  • 常念岳の岩場を歩くLMHCとCAYLのメンバー

韓国から来たメンバーは、男女ともほぼ全員がCAYLの「2way Hiking Pants」を穿いていた。山の上でこれだけ揃っている光景も印象的だった。

CAYL Mari Roll Top Gridを背負って歩くNicetimeスタッフ

Nicetimeスタッフが背負った、CAYL「Mari Roll Top Grid」。

NicetimeとLMHCの集合写真

常念岳から蝶槍まで、彼らの歩みに加わり、同じ稜線を進んだ。

それぞれの道へ

蝶槍を越えた先で、韓国のメンバーは徳沢へ。私たちは蝶ヶ岳を経由して、三股へ向かった。

蝶槍を越えた先で徳沢方面へ向かう韓国クルー

一緒に歩いたのは一日だけだったけれど、別れ際に「今度は韓国で一緒に登ろう」と約束した。

蝶ヶ岳から三股登山口へ下山する様子

仕事を通して知り合った人たちと、国を越えて山で再会し、初めて同じ道を歩くことができた。

みんなが助け合いながら進む姿を見て、日本でもこんな山歩きをやってみたいと思った。そして、この仕事をしていて良かったと、あらためて思った。

胸が熱くなるような、二日間だった。

Writing: Koichi Tanaka